北冷蔵株式会社はこのたび、**SBTi(Science Based Targets initiative)より、当社の温室効果ガス排出削減目標が「パリ協定の水準と整合する科学的根拠に基づいた目標(Science Based Targets)」**として正式に承認されたことをご報告いたします。
SBTiは、CDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)が共同で設立した国際的な気候変動対策の枠組みであり、企業の排出削減目標が、科学的な整合性をもって気温上昇を1.5℃未満に抑えるために十分かどうかを審査・承認するものです。
当社は、2022年を基準年として、自社の事業活動におけるCO₂排出量(Scope1・Scope2)を2030年までに大幅に削減する目標を掲げるとともに、サプライチェーン全体(Scope3)における排出量の把握と、削減への働きかけも行ってまいります。
この承認取得は、当社がこれまで取り組んできた太陽光発電の導入や省エネルギー設備の積極的な導入、および業務プロセスの見直しによる電力使用量の削減など、具体的な脱炭素施策が評価された結果であると受け止めています。
今後も、私たちはSBTiで承認された目標を基に、数値の見える化を行いながら、毎月の電力・燃料使用量のデータを公開し、社内外への透明性のある情報発信を続けてまいります。また、お取引先や地域の皆さまとともに、持続可能な物流・冷蔵インフラのあり方を考え、北海道から未来につながる気候変動対策の一翼を担う企業を目指します。
「誠実な温度管理と、環境にやさしい物流」という理念のもと、これからも北冷蔵株式会社は地球と人の暮らしにやさしい企業経営を進めてまいります。
